いよいよ金相場の上昇トレンドが終わりを迎えようとしています。
今年に入って金の国際相場は25%以上も下がり、今まで金相場を支持してきた有名なヘッジファンドや投資家も相次いで金相場から撤退しています。
アメリカ経済の復活や、インフレ懸念の後退から世界中の資金は完全に株式にシフトしてきています。
これだけでも質屋業界にとっては大打撃なのですが、リーマンショック以降の日本人のブランド離れや、昨今のリサイクル業界の台頭もあって、業界を覆う環境は今後ますます厳しくなると言わざるを得ません。
このような環境だからこそ、今一度原点に立ち返り、質屋としてお客様に何ができるかを考えるべきでしょう。目先のことにとらわれることなく、社会的な存在意義について深く考えてみるいい機会だと思われます。
『現状維持は衰退と同じ』という言葉がありますが、お客様のニーズは時代とともに確実に変わってきている。商売の根幹の部分は大事にしつつも、変えるべきところは柔軟に変えていけることができてこそ、このような時代でも前進していける会社になるように思います。