先ほど仲の良い不動産業者の方と話をしていたんですが、そこで衝撃的な事実を知らされることに。
広島市内の賃貸物件で一昔前の設備の物件は、リーマンショック前と比べて、賃料が2割程度下がってしまっているとのこと!!
国民の所得が大幅に減少しているので、家計の中で一番出費の大きい家賃を見直す人も多いのでしょう。
それにしても2割というのは金額にして決して少なくありません。
当社の管理している物件は家賃5万程度のものが多いため、単純に考えても1万円のダウン。
確かに、2年くらい前に比べて平均で8,000円前後下げて募集しています。
年間に30件以上のお部屋の入れ替えがあるため、入居率が今までと変わらないとしたら、単純計算で以前に比べて月に30万円の収入ダウン。
2~3年で管理している物件のほとんどが入れ替えになったとすると、50万円以上のダウンになってしまいます。
毎月50万変わってくることは大変な問題。
シャレになりません。
今後の計画にも大きな影響を及ぼしてきます。
こうした現実と向き合ったうえで、どう対策を打っていくか。
特に何もしなくても入居が決まっていた時代はとうに過ぎ去り、毎年何百万棟の賃貸物件が誕生している一方で、人口は少しずつ減ってきているまさに供給過剰状態。
一部の人を除いて、これから建物を建てて賃貸経営をしていく人にとっては大変リスクの高い事業になっています。
こうした中で、現状を理解して前向きに行動していく大家と何も変わらない大家とでは、これからますます差がついてくる気がします。(もう既に差がつき始めているようですが)
家賃以外でいかに付加価値をつけていくか。
お部屋のクロスを和風にしてみたり。
テレビ付インターホンにしてみたり。
室内用の物干し竿をつけてみたり。
ハンガーフックをつけてみたり。
ガスコンロをIHにかえてみたり。
・・・・。
考えれば色々案が浮かんできますが、要は今の入居者のニーズがどうかということ。
まずはターゲットとする入居者のニーズを改めて調べてみる必要がありそうです。