今日は最近お客様からのご相談も増えている「ダイヤモンドの相場下落」について、わかりやすくお話ししたいと思います。
2025年6月以降、世界的に天然ダイヤモンドの価格が下落しています。
例えば国際的な価格指数によると、1カラットの価格が前月比で–0.3%、0.5カラットは–2.3% というように下がり幅が出ています。
さらに、2022年ごろのピークと比べると 約30~50%も安くなっている と報じるメディアもあります。
このため「数年前に買ったときの値段と比べるとだいぶ安く見積もられた」という声をいただくのも当然といえる状況です。
下落の最大の要因のひとつが ラボグロウンダイヤ(人工的に作られたダイヤ) の広まりです。
ここ数年で価格が大きく下がり、天然に比べて 80~90%も安い 場合があります。
宝飾店の店頭にも並ぶようになり、市場シェアは25%に達する と言われています。
「見た目や成分は天然と変わらないのにずっと安い」となれば、消費者がそちらを選ぶのは自然な流れで、結果として天然の価値を押し下げてしまっているのです。
一部では「ロシアがウクライナ戦争の資金調達のためにダイヤを市場に放出している」という話も聞きます。
ただし、現時点でそれを裏付ける確実な情報は出ていません。
確かなのは、制裁の影響でロシア産ダイヤの流通ルートが不安定になっている ということ。これは価格に間接的な影響を与えている可能性があります。
当店にも「今ダイヤを売った方がいいのか?」というご相談を多くいただきます。
短期的には 価格は弱含みで推移しており、高値更新は期待しにくい状況。
長期的には ラボグロウンの普及が進むため、天然ダイヤが「希少性のある宝飾品」として価値を持ち続けられるかがカギになります。
ご不要になった指輪やネックレスを現金化したい → 相場が下がる前に早めの売却をおすすめします。
将来の価値を見越して持ち続けたい → 鑑定書や付属品をしっかり保管し、状態を良く保っておくことが大切です。
2025年のダイヤモンド市場は、
天然ダイヤの国際相場の下落
ラボグロウンダイヤの急速な普及
が大きな要因となり、値動きが厳しい状況です。
当店では「手放したい」「価値を知りたい」といったお客様のご要望に合わせて、経験豊富な鑑定士が丁寧に査定いたします。
「売るのはまだ迷っているけど、価格を知っておきたい」という方も大歓迎ですので、ぜひお気軽にご相談ください。