本日の日経新聞に掲載されていた中堅造船の常石造船の記事を読んで、とても感銘を受けました。
2007年当時中韓勢の生産力の急伸を見て近い将来に造船の供給過剰を予想していた社長は、どうすれば競争力を維持できるかを考えた結果、当時の売上高の4割に当たる大型投資をしてコスト競争力を上げて成功されています。
他社と同じ設備投資をしていたんではとれる果実もそこそこで終わります。
必要なのは数年後の状況を的確に読む力と、有効な投資を様々な選択肢の中から選び実行していく力。
それができるには会社の強みを客観的に理解している必要がありますし、その強みを今後の成長にどうつなげていくか冷静に判断していく力も必要になります。
国内ではどの業界も人口減少と供給過剰による過当競争が数年前から始まっている状況ですから、周りに流されずに独自の観点で経営を行っていくことが大事なように思います。