先日、市内のビルの1階エントランスのクロスを、真っ白の塗り壁スタイルのものに変えました。
以前のものがかなり黒ずんでいたこともあり、さらに天井の照明も2つ増設したので、以前に比べてかなり明るくなった気がします!
1階だけでみると、築5~6年と言っても言いすぎじゃない気がします。
玄関周りやエントランスの部分は、入居の案内の時には必ず目がいきますし、そこで入居するかどうか、ある程度の判断をされてしまいますので、とても重要な部分です。
玄関周りには花を用意してみたりと、入居者さんの反応を見ながら色々試行錯誤を行ってます。
最近駐輪場を設置したことで、入居者の方にはかなり喜んでいただいている様子です。
賃貸市場は相変わらず厳しい状況が続いていますが、あせらずできることから一つずつ確実にやっていくことを意識して、着実にビル全体の付加価値を上げていくことが、これからの賃貸業界で生き残っていくためには一番大事なことじゃないかと思ってます。
賃貸不動産の供給はもう既に飽和状態にあり、特に古いタイプの物件(風呂・トイレが一緒のタイプ等)は数年前から家賃価格の下落率が激しいです。
時代の移り変わりとともに、住まいに対するお客さんのニーズも確実に変わってきますので、
長期投資の対象となる不動産は、一度建ててしまった建物のハコの部分を容易に変えることができない分、ハードの面ではなかなかお客さんのニーズに対応していくことが難しいのが難点です。
ビルの大改装でもしない限り大幅な改善ができない以上、どうしても価格競争になってしまうのはある意味仕方がないことかもしれません。
金融機関への支払い、ビル管理に関わる費用は基本的には変わりませんので、ビルの付加価値を上げていきながら、いかに家賃の相場を下げずに済ませていくかが大事になってきます。
どのビルのオーナーもその点に一番頭を悩ませている部分でしょうから、そういった意味でもビル経営に面白いと思った情報、アイディアはいち早く取り入れていくスピードも必要です。
「家賃に見合うだけの価値があるのかどうか。」
不況の影響もあって、そこの部分をお客さんは今まで以上にシビアに見ていると思います。
今年の夏に比べると、入居率の方もだいぶ落ち着きを取り戻してきてるので、今のうちに来年に向けての手を打っていきたいと思います。