昨日の夜11時過ぎ頃、管理しているビルの入居者さんから携帯に連絡が入りました。
「あのー、ガスコンロが全くつかなくなったんですけど。
あと前から言おうと思ってたんですけど、エアコンもかなり前から全然効かないし、ドアノブは入居した時からかなりゆるんじゃってるんですよねー。これって自分でお金払わないといけないんですか!?」
調理をしようと思ったのにガスコンロが使えず、さらに以前からエアコンの効きが悪いこともずっと我慢されていたこともあり、かなりご立腹の様子でした。
とりあえず丁寧に誤り、今は夜遅いので業者との連絡が取れるのが明日の午前中になることを説明。
そして朝一番で業者に連絡を取り、午前10時過ぎには入居者のお部屋へ訪問させてもらいました。
比較的早い対応ができたので最後の方は入居者さんの口調も穏やかになっていました。
何か不都合があったとき、特にエアコンが効かなくなる場合は、我慢できる問題じゃないので、私でしたらすぐさま管理会社に連絡をすると思いますが、クレームや言うべきことも言えずに我慢して過ごされる方が意外に多いような気がします。
そうした我慢が積み重なって結局は、早期退去の原因の一つになっているとしたら、お互いにとってよくありませんよね。
なかなか言ってもらえないのであれば、逆にこちらから定期的にお伺いをしていくべきだと思い、早速入居されてる方一軒一軒に連絡をしていきました。
すると一軒目の方から案の定、「実はなかなか言いにくかったんですが、以前からエアコンの効きが悪いし、キッチンの蛇口から水が漏れてるんですよー」とのお言葉が。
もちろんすぐに対応させてもらいました。
普段はどうしても空室関係のことに目が向いてしまいがちですが、今住んでもらっている入居者のことをもっと考えていく必要があるなと思いました。
結局誰から毎月家賃(お金)を頂いているか、ということなんですよね。
ビル管理で一番大事なことは、そこの部分なわけで、そこの部分の意識が低くなってくると、どうしても早期退去ということで自分に跳ね返ってくる。当然経営も苦しくなってくるわけです。
空室対策も大事ですが、「今住んでもらっている人に、これからもずっと住んで頂くためにはどうすればいいか」ということを考え続けていけば、入居のスパンも長くなり、結局は空室率の低下にもつながっていくのだと思います。
アパマン経営はやはりサービス業。
改めてそう思いました。