以前からお付き合いしている建築設計士さんとの会話の中で、今後ますます注目されてくるだろうと言われるリノベーション事業。
たとえば老朽化した建物を元の状態に戻すのがリフォームで、それ以上に価値ある状態にしていくことがリノベーションと言われています。
設計士さんが立ち上げている企画 「RE:PROJECT」
http://www.re-factory.jp/
リノベーションは、欧米などでは昔からやられてきたことで、東京では新築件数を超える勢いでリノベーションが増えてきているみたいです。
日本でも、そろそろ建物を大事にしていこうじゃないか、っていう意識が高まってきているようです。
一般的に、築30年以上経過したような古い建物を対象に、躯体だけ残して間取りから全てやりかえてしまうということで、テレビでやってる「ビフォア・アフター」をイメージしてもらえると分かりやすいですね。
マンションを長年所有している家族で子供が独立して、夫婦2人だけになった場合などに、ライフスタイルの変化に合わせて間取りを自由に変えたいと思う人が、リノベーションを希望するようです。
マンションを長年所有している人なんかでも、単純に建物を解体して建て替えるコストや廃材・処分費の無駄を考えたら、躯体を残して内装だけやり替えた方が、コストも1/2かそれ以上抑えられるそうです。
何よりエコにつながることが大きいですね。
投資する側から考えても、古いマンションの一室を安く購入して、リノベーションを行い、家賃を高めに設定して貸した場合、上手くいけば7年から10年で投資回収ができるようで、もちろん立地の問題もあるんでしょうが、利回りは10%~15%ということになります。
マンションの一室でしたら1棟所有の場合に比べて換金性もかなり高くなるし、様々なマンションを選んで複数所有できれば、収支もある程度安定しそうです。
利回りもそこそこあって、換金性も高いとなると、投資対象に考える人も増えてくるんでしょうか。(手元に資金が豊富にある人が対象になりますので、ほんとうらやましい話です・・。)
広島ではまだまだ浸透していないようですが、少子化でビルやマンションがこれだけ過剰にあまってきている状況を考えると、これから徐々に浸透してくるのかもしれません。