早いもので今年も残すところ2週間。
コロナの影響もあり、ブランド時計の相場は今年一年だけで大きく変動がありました。
今年3月の感染拡大時には、ロレックスを始めとするブランド時計は平均で20%以上も相場を下げましたが、5月後半くらいから徐々に相場が回復し、
メインのブランドは秋にかけてコロナ前の相場を大きく上回る結果となりました。
コロナの影響で海外のメーカーからの供給が極端に減ってしまったり、
各地域の買取店へ持ち込まれる時計の量が減ったことから、
需要が供給を大きく上回る結果となっていることが原因のようです。
特にロレックス等の相場上昇はネットでも大きく取り上げられていて、投資目的でロレックスを購入しようとするユーザーが増えています。
特にスポーツ系のモデルは、
メーカー小売価格よりも高い金額で売却できる可能性もあるので、
投資向きと言えますが、
そのようなモデルは当然ながら直営店では購入することが出来ません。
そもそも人気が高くて直営店では購入できなくなっているために、
欲しいユーザーはしぶしぶ時計専門店で定価以上のモデルを購入しているために
相場がつり上がっているのです。
店員さんも売上のために「このモデルは非常に価値がありまして・・」と色々在庫の中から勧めてこられますが、
売却するにあたってどれも定価以上の価値はつかないと見たほうが賢明でしょう。
「デイトナ」や「GMTマスターⅡ」のような誰もが欲しがるモデルは、お店に入荷された時点でこっそりお店の上顧客に順に連絡が入る流れとなっています。
オーデマ・ピゲの「ロイヤルオークSSモデル」、バッグで言えばエルメスの「バーキン」もまさにそのような状況です。
一般の顧客が予約を入れてもなかなか入手できない。。
それは優先的に購入できる権利を特定の人が握っているからに他なりません。
そういった意味では、投資目的で時計を購入しようと考えるなら、
まずはお店の常連となるべく地道に購買実績を積んでいくしかなさそうですね。
ただし、ロレックスでも定価の70~80%で売却できるモデルは、
タイミングが良ければ店頭で購入できる可能性もあります。