アメリカが先日、日本円にして約200兆円の追加経済対策法案を可決して、
国民一人あたり15万円の直接給付を実施するとの報道がありました。
昨年からのコロナ対策で各国これまで類を見ない規模の財政出動を実施している中での話ですから、今後ますます株やコモディティ、資産価値の高いとみなされるモノに資金が投入されていくことになるのではと思います。
先日欧州車を扱うディーラーの担当者に聞いた話では、
各メーカーの車の供給量は未だ戻らず、
今年1月に届く予定だった新車がいまだ国内に入ってきていない状況で、
新車を買えない顧客が中古車市場に流入してきている様子。
中古車相場が高騰したことで、車の下取り価格も過去に類を見ない価格で推移しているとのことでした。
以前のブログで高級時計の高騰についても説明しましたが、
供給不足から同じようなことが時計、車に限らず様々なモノで起きているようです。
価格高騰の要因でもう一つ考えられるのは、
コロナの影響で行動に制限がかかっている状態でいわゆるコト消費ができない状況なので、富裕層を中心に消費がモノ消費に集中しているということです。
ワクチンが普及していずれはコロナも終息していく流れの中で、供給量も改善されコロナ以前の相場に戻ってくると思います。
先月パテック・フィリップ ノーチラスの相場が一気に数百万上がったことでも話題になりましたが、
もともとの認知度が高く、資産性や希少性も兼ね備えるモノの価格はしばらくの間青天井だと思います。