こちらが1976年に登場したノーチラスのファーストモデルです。
1976年にジェラルド・ジェンタがデザインした、
初のスポーツウォッチとして登場したノーチラス 3700/1A。
40mmのケースはと当時流通していた時計のサイズと比べると格段に大きく、俗に言うノーチラス・ジャンボと言われています。
秒針のないシンプルな2針モデル。
ステンレスモデルは僅か数年の間に1200本程度しか生産されておらず、
市場にほとんど出回ることのない大変レアなモデルです。
2針構造のため、厚さはわずか7.6mm。
薄いために、ねじ込み式の裏蓋を採用せず、2ピースケースをヒンジ箇所で固定する方法を採用していました。
2針構造のため、裏蓋はありません。
裏蓋を独立させずに一体化させたケースを持ち、
ベゼルとケースの2つのパーツでムーヴメントを挟み込みベゼルの耳でケースを固定する構造をとっています。
ムーブメントはルクルト製自動巻きキャリバー920ベースのcal.28-255C。
このムーブメントだけで直径が28mmもあり、
更に防水性を確保する必要があり、
ベゼルに幅広のパッキンをかませるためにこのサイズが必要となりました。
現行モデル同様、3700モデルはSS,コンビ、YGの3種類のモデルがありますが、現行モデル同様、一番人気はステンレスモデルで、状態の良いものですと、海外のオークションでも1,000万は軽く超える落札価格となっています。
2021年には5711/1A-010が廃盤となることから、こちらも市場価格が高騰していて、市場でも1,000万を超える相場となっています。
世界的にノーチラス ステンレスモデルが注目を集めていることから、ファーストモデルである3700もさらに注目が集まっていくのではないでしょうか。
付属品はアーカイブが付属してます。
初代ノーチラスのステンレスモデル。
大変希少価値の高いモデルですので、購入を検討される方はお早めにお願い致します。