今年に入って、メディア等でダイヤモンドの価格が上昇していると言われるようになっています。
参考までに諏訪貿易㈱会長の諏訪恭一氏が書かれている「決定版 宝石」の「価格比較表」によれば、1997年と2012年を比較すると、10ctのダイヤモンドの価格は何と4倍以上に上昇しています。大粒で高品質なものになればなるほど、上昇率もUPしているようです。
上昇している理由としては、以前より大粒で高品質のダイヤモンドが採れなくなっていことや、世界的に富裕層の人口が増えていることで、ダイヤモンドを求める数も増えていること、更には従来の資産である土地や株に加えて、新たにダイヤモンドを始めとする宝石が新たな資産価値として注目を集めるようになったことが大きいと言われています。
最近見た新聞記事で、有名宝飾ブランドの間で、希少宝石の争奪戦が行われているという内容のものがありましたが、私自身ダイヤモンドの取引価格のデータを見たり、実際に市場に出かけて宝石の落札価格を見ていて、価格上昇の勢いを肌で感じています。希少性の高い宝石は特に、今後の価格上昇が期待できそうです。