エメラルドを評価するのに一番重要なのは、色合の特徴をとらえて正確に評価することです。色合はエメラルドの産地によって独自の特徴があります。
エメラルドに関して、質・量ともに世界一と評されるのが「コロンビア産」になります。
コロンビア産の母岩が石灰岩のため、エメラルドに入り込んでしまう内包物がエメラルドに影響を与えた場合でも、黒ずんだ緑色にならず、澄み切った印象を与えてくれるので美しいエメラルドになりやすい。そのことが、世界一の評価を受ける一番の理由とされています。
逆にブラジル産のエメラルドは、母岩が黒っぽくて産出されるものが黒ずんだものが多いので、市場価値としてはコロンビア産に比べて低い傾向があります。