タンザナイトの最大の特徴は、光によって色合を変える多色性にあります。
店頭にお持込頂いたタンザナイトを査定する際に、一番に確認するのはこの多色性です。
ペンライトを当てると紫色が強くなり、デイライトでは濃い青色になります。
それぞれの色が濃くはっきりとした色合のものは高評価となります。特に青色はサファイヤにも似た濃い青色になればなるほど財産価値も上がります。
多色性に次いで大事なのは透明度になります。
内包物が少ないほど透明度が増し、美しさが際立ちます。当然透明度が高ければ財産価値も高くなります。
タンザナイトの産出国はタンザニアのみという状況もあり、近年良質で大粒のタンザナイトが採れにくくなっていることから、ここ数年で販売価格は2倍近くまで上昇しているようです。
最近では深く掘っていかないと採れないことから、人件費等の採掘関連の費用がかさんできていることも販売価格に少なからず影響を及ぼしています。