現在まるいでは、宝石の質預かり、買取ともに力を入れています。
昔から宝石の鑑定で一番大事な要素は、
色味ですが、
最近では産地も大事な要素になってきています。
例えば、
ルビーだとビルマ(ミャンマー)、タイ、スリランカ、ベトナム等、東南アジアが主な産地になります。
産地によって色味の特徴が違いますが、
天然石である以上、
プロでもその場で産地の特定は難しいため、
鑑定機関にお願いして特殊な検査をしてもらい、
産地の特定をしてもらったりします。
先ほどのルビーの場合だと、
ミャンマーの中でもモゴック地方で産出されるルビーは、
その他アジアの産地と比べて産出量が極端に少ないことや、
他の産地にはない柔らかな色合で、
透明度の高い品質の石が採れることから、
品質によってはダイヤモンドと比べても、
遜色ないほどの高値で取引されています。
店頭に持ち込まれるルビーで、
私の判断でこれはと思った品質のものは、
産地の特定をお願いしたり、
許可を頂いて、
弊社が代理で鑑定機関にソーティングの依頼をしたりする場合もあります。
鑑別書に例えば『ビルマ産』の産地証明があるかないかで、
全く同じルビーでも査定金額に数万~十数万の差が出る場合もあるからです。